技術について
髪質を受け入れる
〜 髪質にあったヘアスタイル〜
まず、髪の毛を切る、カットはいわば足す作業ではなくマイナスの行為なわけですね。
簡単に言うと、「ボリュームが欲しい!」このようなオーダーボリュームがあるように見せる(ここポイント)カットするわけです。
(本当にボリュームを出すのであればパーマやウィッグをかぶるなど物理的なものしか無理なのです)
ヘアスタイルの9割はベースカットが大切
ベースカット?ってなんのことでしょうか?
ベースカット=ヘアスタイルの土台 です。
土台が上手にカットできていれば、ヘアスタイルの9割はまとまりやすいです。
このベースカット後に質感づくりやフォルムをつくっていくわけですが、失敗例ではベースカットを適当に切って、すきバサミでガンガンすく!これが非常に多いです。
なんとなくの形にはなっているのですが、まとまりづらくなっているのはこのせいですね。
軽くしてくださいは命取り
「重いから軽くしてください!」この一言でヘアスタイルがまとまらなくなる原因の一つでもあります。
当店でカットで修正依頼のほとんどは「梳きすぎた」これが原因93%です。
梳きすぎた髪の毛を良い状態に戻すにはめちゃくちゃ時間がかかり、長い髪の毛を維持したい場合は少なくても半年、2年とかかります。短く切っちゃうのが一番手っ取り早いです。
上手にすきバサミを使用していれば問題ございません。
一部の技術不足美容師が「すきバサミの乱用」により起こります。
「軽くしてください!=髪の量をスク」
が一般の方のお考えだと思います。
実は、ヘアスタイルにはレイヤー(段をいれる、トップを短くすること)
髪の毛を梳かなくても軽く見えるのです。
全体的なバランスも大切なので言葉だけの表現は難しいのですが上手な美容師さんであれば説明してくれます。
すくことについて
ハサミ一本、すきバサミ、レザーなど
どれも結果がよければ同じです。
ぶっちゃけどれを使っても、梳き過ぎればまとまりません!
必要な状態であれば当店は使い分けて使用いたしますしダメージなど道具を見極めて使用すれば問題ありません。
とくに
レザーに関しては「傷む」というイメージがありますよね。
当店では
レザーの刃を一人ひとりに対して交換しておりますし髪のフィット感や馴染み感などは抜群に発揮します。
道具は使い手によっていくらにでもなるっていうことです。
100万円の包丁だから料理が上手い!
ってわけではないですよね。